お花見はフィトセラピー2020年バージョン

毎年恒例になっている武村真一さんの「宇宙樹 Cosmic tree」の紹介。今年は、お昼のライブ配信でもお話させていただきました。

「花見」はもともと「花狩り」と呼ばれ、花の霊力を身にまとうというのが本来の意味。だが、それはただ森林浴のように花のスピリットを浴びる、人間が植物から力をもらう、といった一方的な考え方ではなさそうだ。

宇宙樹 Cosmic Tree 武村真一著

桜が咲くことで、宇宙の生命エネルギーがそこに充満し、人間が、その下で、舞い踊り、歌を詠み、若い男女が愛を交わし、命をはぐくむプロセスを擬態すると、その花の霊力がさらに増し、世界全体のエネルギーが豊かに循環していく。そんな風に、お花見というのは「インタラクティブ」な営みだという。

インド医学のシュリ・バグワン・ダーシュは「フィトセラピー=植物療法」は

単に花や薬草を使って治療することだけを意味するものではなく、それは人間界と植物界がどのように癒しと奉仕の相互的な共生関係を構築していけるか?そのバランスをコーディネートする人間の営み全体を示すものだ

と述べています。もともと、フィトセラピーの「セラピー」という言葉は、「癒す」という意味の背後に「奉仕する」という意味を持っています。「お花見は、花に対する奉仕」だと考えると、お花見もまたフィトセラピーなんですね。

そもそも、そうやって人間が植物を「治療」「癒し」に使う以上の意味がシャーマニズムや古代の叡智の中には潜んでいました。

シャーマンが薬草を儀式に使う場合、その行為の「プロセス」がとても大切にされる。例えばその植物を育ててある程度成長したらすべて使おうとする現代カルチャーとは全く異なり、シャーマンは「今ではない」という判断のもと「使わない」という判断をする。それは、「今ではない」としか語られないけれど、実は深い意味があるのだという話。

「植物」には薬効としての成分や植物のエネルギーがあるけれども、それらが一番活性化する「時を待つ」ということ。それは、同じ種であっても一つ一つ異なる「エネルギー」を持っていること。そしてそれが、天体の動きや気候条件などいろいろな要素がかかわってそうなっていること。それら「みえないもの」も含めて「全体」。いわば、「ガイヤの循環」の中に、その行為が含まれていることをシャーマンが認識しているということだ。意識、無意識にもかかわらず。

そういうことを考えると、アロマテラピーもハーブ療法も「全体の中の営み」で、「循環」としてとらえる必要がでてきます。

私のワクワクポイントは、そういったことが、現代の科学や物理学の中で一般人の私達にもわかりやすく理解できるようになっていくだろう未来。

その未来では、今の医学や健康、身体や心の概念とは全く違うものが生まれているのだろうと思うと、まあ、とんでもなくワクワクしてくるのです。

今日はそんなお話をさせていただきました。

毎日12時から、お昼休みfacebook配信しています、

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